手創りの会通信 Vol.34 エネルギーについて
2008年8月28日
2008年8月30日
参加メンバー:栗間、石水、鈴木、石渡、大沢(文責)
講師:大沢 則夫
本日の大まかな流れ
・・・今回はエネルギーの話がメインでした。
(1)手のつくり方
:以前、タオルの中のコイン探しをしたが、今回は卵立てに挑戦。
丸みのある卵も軸が取れれば立つということを学ぶ。
(2)うつぶせで背中を軽擦→診断
(遅れてきた石渡くんは一人、卵立て)
(3)みんなで石渡君と握手。(腕の力みが取れない)
学び(1)
・30分位、全員卵立てに集中する。
1個成功させた人は次々と成功させるが、
立ちやすい卵と立ちにくい卵がある。
・みんなで10個中、6個の卵が立てる。
栗間さんが一番多く立てていた。
・最後、卵はお持ち帰り。みんながいらないということで、
鈴木君が全て引き取る。
先生:はい。6割ですか?指頭感覚っていうね。
その一つ練習でしたが、
前にコイン探しを1回やったけれど、
手をつくるっていうか、これをやっていなかったね。
だからそれをツボに応用できるかというと難しいけれど。
要は自然に手がいくという、
エネルギーの足りないところに
自分のエネルギーがあまっているのが
いくのがね、自然にできればいいんだけど。
(卵を持って帰る鈴木くんへ)
「まぁウチへ持って帰って立てておいて下さい(^^)」
学び(2)
・うつ伏せで互いに背中を軽擦をし、ここという場所を探る。
探る際にはサッと行ない、いじくるのではなく。
先生:見ながらどこが悪いのかわかる。
見るって言っても目で見るってことではなくて。
エネルギーの交換をしているのだから、
同振していくんですよ。
今(栗間さんを)見てたら、なんか鼻にきたから
(頚椎の)3番、4番をいじってみようかなぁとなる。
みえるってことは・・、カタチばっかりではなくて、
みることで、こうカタチがこの網膜にうつるんだけども、
そればっかりではなくて、こっから出てくる
反射というか、電磁波というか、感じるわけなんだ。
電磁波が強いとか弱いとか・・。
カタチは見てるんだけども、
それ以外に電磁波として感じている。
それを見ていることで、
あくびが出たりとか鼻がこうやってずるずるするとか。
それが自分のせいなのか、
相手のせいなのかわからないけど。
それは説明できない。マニュアルがあってこーだとか。
要は元気になる理由というのが、
—なぜ元気があるのか、なぜ生きているのか、
という理由が生理学とかでも
わかっているようでぜんぜんわかってない。
一人ひとり違うでしょ?
自分にくる反応、反応というか、現象というか、
それを相手と共振するというか、同振するというか。
交振するというのかな。
だからあまりハリだ、キュウだ、となると、
それが治しているように思うが、
それは治すわけではなくて、手段なだけだから。
刺激を与える、それが治しているというわけではなくて、
それを(治しているものを)自然治癒力といっちゃうと、
すごくガサツなんだけど。
例えば膝が痛ければ歩かないけれど、それが病気なの?
自然に動かさないように、
逆にそれは歩かせないために
痛みが出ているのかもしれない。
痛みが去るまでじっとしていなさいって
ことかもしれないし。
大事なことは相手に対して、
自分がエネルギーを出している、
そのことの交換によって、元気になっている。
だからハリじゃなくて、自分。
施術する方の人間のエネルギーが相手に伝わって、
一緒になってそれで相乗効果でよくなってくる。
もうそんなこと言ってしまうと
鍼灸師の意味がなくなっちゃうかもしれないけど。
でも鍼や灸をやるんじゃなくて、
鍼灸師のもっているエネルギーが
相手をなおしていくと考えればいい。
だから相手に合う、相手に同振するエネルギーを
持っていれば治っていく。大先生じゃなくても。
逆に大先生は患者の方が
同振しよう同振しようとするから
治っていくかもしれない。
たえず、向かい合ってエネルギーを交換してるんだ。
具合の悪い人は偏ってるんだよね。
どこかにエネルギーの凝縮したものがあったり、
癌とかもそうだよね。
逆にそこにあることで命が永らえている場合
もあるかもしれないが、全体に分散しているよも・・・。
やはり鍼灸よりも手の方がもっと効果がある。
逆なんだよ。なんだ按摩かぁではない。
学び(3)
・みんなで握手。
・石渡くんの左手の力みが取れないのでみんなで石渡くんと握手。
・立って握手、座って握手。
石水:脱力とリラックスの違いは?
先生:脱力っていうのは、脱力だから何も動けないわけでしょ?
リラックスというのはリキみをとるだけで、
チカラは入っている。
要は重力との関係なんですよ。
そしてなるべく中心に置いていれば楽でしょ?
買い物もこうやるより(手を広げる動作)
よりもこうやるほう(手を中心に近づける動作)
が楽でしょ?
チカラと、リキみ・強ばりは違う。(立禅をし)、
これはチカラは入っているけれど、リキみはない。
だから疲れない。
例)紙を1枚両手で挟む → その後、紙を2枚両手で挟む
先生:この1枚はさむ力と2枚はさむ力は違う。倍なんだから。
紙を2枚両手ではさむ力で
1枚をはさむのは無駄な力でしょ。
でも1枚はさむ力で2枚は持てない。
何も面じゃなくて点だってよい。
(指で紙をはさむ。)
だから力を抜くということは日本語は正確ではない。
力みを取る、こわばりを取りなさい。
つっぱりはとりなさいってことで、
力は入れなさいと。
我々の言葉ではチカラは気と一緒ですよ。
気をいれて動きなさいっていうことは
チカラを入れて動きなさいってことと一緒ですよ。
先生:中国語では力(リキ)と書いたものは嫌うんですよ。
強ばっているものを力(リキ)という。
強力というのは強制した力、
勉強という言葉は強制的におさえつけてやるという言葉だ。
そうではなくて、リラックスするということ。
学ぶというのはマネぶ、まねしていくということだから。
強いエネルギーに自分が同振していくっていうことしょ?
そういうことを考えながらお互いに握手してみて下さい。
大沢モ:石渡くんの左手を握手をすると
労宮と労宮がくっつかずに浮いてしまう。
肉厚があるからなのか。
先生:労宮が浮いてしまうっていうのは
それは肉厚ではないんだよ。
すきまができちゃうっていうのは他が生きてない。
要は意識的にこういう風に
密着するようにしないといけない。
右手はいいんだけど、歯がゆいでしょ?
悪くはないんですよ。それだけの手を持っていれば。
どうしたらその辺がもっとよくなっていくのか。
そういう時に鍼を使ってみてもいいよ。
それで
(石渡くんに本人のジーパンの上から太ももを触らせて)
これはジーンズの上から衣を触っているでしょ?
そうではなくてニクを動かす。
筋肉に対話する。
たえず自分の太ももに手を置いて回路を作って
練習をするとよい。
隣に座った人の太ももでもいいけれど。
選ばないと問題になっちゃう。
だから(患者さんが)ジーパンで来たっていいんだよ。
この上からできるんだから。
逆にこの繊維を使ってやったっていい。
でも見ず知らずの人にやらないでね。
(太ももで軽擦練習を)
鈴木:癖になって電車でも隣の人で練習してしまったり??
大沢:それはエネルギーが足りないんですよ。
痴漢をやるっていう男は。
我々もそこまでいかなくても、
つい女性に目がいくっていうのは充電しているんだ。
しょうがない。それは物理法則だもん。
それくらいは許されるだろう。
もう疲れないようにできるでしょ?
1日一人、二人やって疲れてはだめ。
膝頭、太ももに手を置くというのは
手足でエネルギーを循環させる。
だから疲れたら自然にこういうかっこうになるでしょ?
(体育座りのかっこう)
これは自然に充電している。◆