手創りの会通信 Vol.46 元気になる方法
2009年8月27日
2009年8月29日
参加メンバー:石水、石渡、太田、大沢、栗間、伊藤、佐々木、佐藤
講師:大沢 則夫
1.ペアで肩軽擦3回、終わったらペアを交代して一巡する。
2.この教室のベテランと新人4人ずつに別れて肩軽擦
・置いただけで気持ちよいポイントからそのままずらす。肩井~老宮を
意識する。
・起承転結を意識する。
・4人で平均化(同じレベル)するように。
・アイロンをかけるつもりで、肉を触る。そして、情報をもらう。
治療ポイントを探り、診断をしている。同時に治療もしている。
これだけでもオーバードーゼになる場合がある。
3.ベテランと新人のペアで肩軽擦
・終わりをもっと丁寧に絞り込む。患者の肘までいって、
施術者の拇指で終わる(小指で終わらない)。
・施術者は自分の肘を意識して、肘を動かす。
・交代して、チェック。互いにアドバイスを。いろいろ工夫してみる。
4.初対面の人と握手(生まれ月と名前を言う)
・質感(汗が出ている、ざらついている、しっとり感など)、左右差を
感じるように。
・いろいろな情報をもらう。手首、肘、肩関節に、あれっ?というのが
見えてくる。何かしたいな、というのが見えてくる。
5.具合の悪い人(こり)を先生が治療-(1)(足の部)
・治療のパターンは、足から直す。(最終的には首だが、まずは足から)
・一番大きな筋肉(大腿部)の状態をみる=うつ伏せになってもらい、
膝の屈曲具合の左右差を見る。
(股関節の状態-内旋、外旋など-も見る)
・まず、膝の屈曲が少ない方の足指を揉む。実施後、膝の屈曲具合を
再確認する。(大腿部の脚長差も見る)
(互いに実施)
・(質問)足指揉みは、痛くさせても問題ないのか。
痛くさせるのは目的ではないが、そういう状態にあるということを、
患者に自覚させる意味がある。直したいと思っている人は、それでも
来る。治療していくうちに、
だんだん変っていく(痛くなくなっていく)。
・一年位かかる場合もある。
・その人の性格を見て、事前に「痛いですよ」と、言っておくことも必要。
・何故痛いのか。足には、首、頭などの上の重さがが掛かってくる。
上の問題が集約されて足に来ている。―タコになって現れる場合もある。
そういうことを、自覚させる。
・最後に、仕上げとして首をやれば良い。
6.具合の悪い人(こり)を先生が治療-(2)(首の部)
・背臥位で、手拭を二重(光が入らない)にして目を覆い、眼球を下げて
あげる。
・どういう首を作るか→マスクメロンにする。頭を手拭でつつんで、
ぶらさげる。首の柔軟性を見る。ストンと落とす。
・首がゆるんでも、付け根に頑固にこりが残っている場合が
ある。どう軟らかくするかが課題。
・顎関節、舌下腺、耳下腺、顎下腺を刺激。ゆるめば音がする。
(顎関節を振るわせて、歯と歯を当ててカクカク音をたてさせる)
・頭蓋骨の縫合を少し開いてあげる。
・腕の緊張をとる。左右の腕を持って引っ張り、上体を持ち上げて、
首の柔軟性をみる。(首が後ろにダラッと垂れているか)
(みんなでやってみましょう。マスクメロン(抜けていることの確認)を
作れるか)
・首をもった瞬間に、気持ち良いと思われるように。
・自分が疲れないように。指一本でつまむだけで良い。持ち上げるのでは
ない、重さを保持するだけ。
・地上からちょっと上げるだけで良い。頚椎一個一個に刺激を与える。
時間も少しで良い。抜けているのを確認するだけ。
・風でかってに揺れている感じ。不安感を持たせない。
・自然にストンと落とす。痛くない。
7.終わりのお話
・まず足指(体の反応が足にでる)をやり、最終的に首をやる。
深いところが取れないときに鍼をやればよい。
・患者にまず来てもらう。そこで、リフレクソロジー以上の治療が出来ないとダメ。
言葉の前に体に聞いてあげる。細胞に働きかけ、患者~施術者がお互いに交流する。
・自分も元気になる。こんな良い商売はない。(マスクメロンの場合は、患者の頭の重さを
借りて、自分のリハビリをやる)
・30~40年かけて悪くなったものは、同じ年数をかけて直していくのが一番良い。
一緒に同じ道を健康の方向に歩いて行きましょうと、アドバイス・声を掛けながら
治療していく。
・それぞれの関節を軟らかくして、連動させていく。連動した動きを開発していく。
・左右差、上下差等いろいろな見方があるが、少しづつ学んで行きましょう。
以上(栗間)