(仮称がとれた!)手創りの会通信 Vol.1 屈曲伸展
2006年5月13日
参加メンバー:甲斐・栗間・宮本・安田・吉原・和久田
和田・岡倉・山田・安里・原沢・大沢(文責)
講師:大沢則夫
本日の学び
―大腿四頭筋のゆるみ具合をみる―
まずは体の中の大きな筋肉、大腿四頭筋のゆるみ具合をみる。
・左右差をみる。(腹臥位で膝の関節を屈曲させる)
・無理に力を入れるのではなく、止まるところがどこかを確認し、
その感覚を覚える。左右でどちらが硬いか確認し、ついでに脚長差もみる。
―足ユビ揉み― 2人で組んで。
全部のユビの可動性をみていく。手のユビは5本とも
関節を動かすことができる。足のユビも同じだけ関節が
あるのだから、動かしてあげる。つまっているところを広げて、
凝縮して固まっているところをほぐしてあげる。
もちろんそういうのは他の場所もあるけれど、
(背中だったか触って)こんなところやったら大変でしょ?
まずは自分が疲れない場所から徐々にゆるめていく。
変化をさせる。
やっていくと、段々あそこもやりたい、ここもやりたいって
流れていくから。
(誰かのユビを触って)
末節の関節が背屈しないといけないのだけど、
丸くなって固まってるでしょ。背屈しないユビは
背屈させてあげる。もう一つ付け根ね。(と言いながら付け根を触る)
(みんなのやっている姿をみて)
いじくらないで「パッ」と触ってみていく。
要は全部の可動性を高めていくっていうことだから。
どのユビがおかしいかっていうのを最初に方針を立てて
いくといいよ。
自分がかたまらない、顔がこわばっちゃだめだから、
楽しくやらないと、5分でギャッと言わせて一万円とか・・。
何度も言うようだけど、なになに病とかではなく、
まずは体を触って変化をさせていく。屈曲伸展しない体を
変えていけばよい
(和田くんのユビを触って)
このユビはさやえんどうみたいになっているでしょ。
そうするとここにタコができやすくなる。
本来小指はこうなっていないといけないのだから
(横向きになったユビを触る)
そういいながらユビを触っていく。
(こんな風にやってボキっと言ったりしませんか?
という栗間さんの問いに対して)
そんなにやわじゃないよ。これだけの体を支えて
こうやって動いてるんだから、ちょっとやそっとのことじゃ
問題ないよ
―新入り山田君をモデルに体をみていく―
うつぶせで膝関節を屈曲させる。
(大腿四頭筋の固さをみるため)とても力が入っている。
みんなで順番に山田君の膝の屈曲動作をみていく。
本人が学習して自動的に曲げる動作をしてしまうようになった。
本人任せだとどこで止まるかわからなくなってしまうでしょ。
(足を触り)
足は悪くないから、どこに問題があるのかみていく
(山田くんは講師の足ユビ揉みにも反応せず!我慢強いのか、な?)
山田君のポイント
力むクセがある。あと顔が曲がっているというか、
クビが前に出ている。そうすると喉にきてしまう。
微妙な生活習慣のあれがあるでしょ。それが元気なうちは
悪さをしないけれど、具合が悪くなってくると、普段のセの
筋肉の使い方が影響してくる。見たところで動いた状態を
みながら内臓疾患、循環器疾患、泌尿器疾患、いろいろ
あるんだろうけど、まずは外形を整えていく。
今日のポイント
小エネルギーで最大効果を出すってことですね。
自分が疲れない、で、相手が癒される。
余計なことはしないでポイントポイントでやっていく。
足のユビに注目して、膝関節、股関節と下から上にもっていく。
そこから今度はお灸がいい、鍼がいいって出てくると思うから、
積み重ねていく。