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東洋医術の門

「東洋」について

2005年7月28日

東洋医学というと
漢方医学と考えていらっしゃる方が
大半でしょう。
しかし
漢方の当事国
お隣の中国では
「中医学」若しくは「祖国医学」
と、呼称され
「東洋」とは
東のはずれ
東の航路(歴史学では南シナ海のですが)
つまり
日本のこと
彼の国からすれば
蔑称のつもりであると
考えていた方がいいでしょう。

「東洋鬼子」(トンヤン・クゥィズ)とは
日本からきた侵略者
と目の敵にされていたのは
まだ
つい最近と思っていい。
「西洋」という用語の対比で
「東洋」が使用されてきたが
その「西」がはずされた
「洋もの」とは
欧米から来たものとして
認識され使われています。
「洋食」と「中華」
そして、「和食」と
使い分けているわけです。

この日本列島の住人は
舶来もの好きです。
かつては
中国、朝鮮の文物
幕末以降は
欧米の文物であり
戦後は
アメリカ一辺倒の感があります。
そのアメリカで
「和食」が健康食などと取り上げられると
また
それが逆輸入され
ヘルシーメニューだとか
オーガニック云々とかいわれると
KINPIRAGONBOが
高級レストランのメニューに
載ったりしてるのかもしれない。

そろそろ
居直ろうでありませんか。
東洋とは
日本のこと。
東洋医学とは
この
日本列島で培われた医学
その技術、医術は
舶来の科学技術、思想、哲学などをも
網羅した
総合医学
総合医術なのだと。
「ホリステッィク医学」とか「代替医学」などと
紛らわしい言葉はやめて
「東洋医術」でいいと思います。
これは
この基本が
日本の伝統の思想技術であることは
もちろんのことですが、
それに固執せず
現代の最先端の医療技術、医学思想をも
視野に入れての考え方と理解してください。

この医術の代表選手の
「按摩」は

放送禁止用語になっています。
あんまさん
これは
尊敬と親しみをこめて
使われてきました。
「モミ療治」の
看板は
もう久しく見ませんし、
われわれも使いません。
まして
「チチモミ」なんて言葉は
いやらしく聞こえそうです。
「カタモミ」なんて言葉もありますね。
そして
「カタタタキ」は
もう
時代遅れだとの宣告に
使われて久しい。

それでは
東洋医術の
入り口は
タントン
タントン
タントントン

子供の声からに
いたしましょう。