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カシラハラ伝承会

カシラハラの集い第1回 2025.6.15

2025年10月2日

カシラハラの集い《第1回》
2025.6.15
参加メンバー:福間、福田、澤邉、柴崎(記)

《資料『医療の第1歩』ひとりずつ音読》
西洋医学は病気を二元的に分析し、細胞組織をとってしまえばよい。
私たち、東洋医学は心身一如、人としてまるごと診て(陰陽・虚実)元に戻していく。

《8つの過程》
ヒ(ヒ)
フ(ヒヒ)
ミ(ヒヒヒ)
ヨ(ヒヒヒヒ)
イ(ヒヒヒヒヒ)   →まだわからない
ム(ヒヒヒヒヒヒ)  →むされて出てくる
ナ(ヒヒヒヒヒヒヒ) →あきらかになる
ヤ(ヒヒヒヒヒヒヒヒ)→凝縮しあらわれる(症状)
ココ


ヤマヒ→病気ではない

毎日くりかえしてると疲れて「ヤ」になる。
自動制御装置が働いて自然の回復過程がある。
それを人間の都合で強引に無理をしてしまうのでおかしくなってしまう。
「ヤ」になったらヤスム、ヤメル。
時間、空間を変える。
旅に出る。(転地療法)
ココト(癒しの場)で次へステージを上げていく。
(向上性がある)同じことをくり返していては堂々巡りで疲れてしまう。

《人間の基本方程式》
CH4+O₂→ATP→CO₂+H₂O
CH4→食事から
CO₂→口・皮膚から
H₂O→尿として排泄

この活動を止めるには、  ・CH4 燃えるものを止める
             ・O₂  酸素の供給を止める
             ・加熱温度を下げる(凍らせる)

※基本方程式が崩れるとヤマヒになる。
(水・CO₂が過多になる)

《物事はすべて3つの要素で生まれる》
動きのエネルギーすべての根源・物理法則
3つのミ
・電気→イカツミ
・磁気→マクミ
・力 →カラミ

《迷い・苦しみとは何か?》
般若心経  (迷った時はここに戻れば良い)
※四苦八苦するのは人間生きていれば仕方がない

◎四苦   →生・老・病・死
・愛別離苦 →愛するほど別れがつらい
・怨憎会苦 →避けても避けてもついてまわる
・求不得苦 →思い通りにならない
・五薀盛苦 →考えないようにしても自然にわいてくる
(脳で苦と感じてしまう、苦を自分で作っている)
どうしたら楽になる?
      →すべて自分次第!考え方を変える。修業だと思えば苦にならない。
《鍼灸師として大切なこと》
私たちの仕事  具合の悪い人をイヤシ元気にしていくことを生活の手段いしていく
◎吾我(ワレ)とは? 〈ナカ〉ナカマ、ウチワ
           〈ソト〉ソトズラ




※自分と相手、一緒に作業する⇒ムカヒ

ムカヒ…対向エネルギーが発生する

私たちの仕事は充電・放電の電気現象
自分も充電して相手も元気になっていく
一番は会った瞬間良くなる!
エネルギーが増幅して元気になる!

直観力を養う ~4つの勘~
(問診時に役立つ)

◎抽殊の勘→色々あるけどまとめていく(ここが問題だ!)
◎汎化の勘→1を聞いて10を知る
◎方向を間違わない勘
◎向上する(元気に向かっていく)勘

原則
・同種反発→似ている。エネルギー強すぎる、疲れる。尊敬していく。(自分がやられない為のスベ)
・異種親和→男と女 ○男 サヌキ…電気(突っ込んでいく)
          ○女 アワ …磁石(巻き込んでいく)
太占(フトマニ)…状況に応じてアワになったりサヌキになったり変化する。もちつもたれつ協力して支え合う。



私たちの仕事はアワ
患者がサヌキで活躍できるようにする場をつくる。

◎金子みすゞ
・げんげの葉のうた→花が咲くためには葉が必要
・土と草→草が生えるためには土が大切

※私たちは葉や土となり患者の下支えをする

◎患者がどんなタイプなのか分析する
傾向として ・サヌキ…頭に問題
      ・アワ …消化器(便秘)に問題

《日本人の感性のすばらしさ》
・四季がある(中国は雨期と乾季で移り変わりがない)
・文字遊びができる(短歌、俳句、川柳、浪曲、落語)
※言葉を使い会話を引き出すことで対向発生エネルギーが生まれイヤシロになる。
 感受性を養うために1日1句を習慣化する!脳みそが開発される。

実技
・植物性機能(消化・排泄)…無意識(いじれない、働ける場をつくる)
・動物的機能(脳・神経)…意識
・生殖機能

《サを診る》
モデル患者1.澤邉

1.頭の重さを診る
2.腹臥位で下肢の屈曲・伸展(大腿直筋緩み具合、左右差を診る)
3.足の重たい方、動きの悪いほうを先にやる
4.足指を1本ずつ丁寧に角をとるように円柱にしていく
(前・後⦅屈曲・伸展⦆・左右⦅経絡⦆)
 ※指の付け根はストレスが溜まっているので少し圧を変える
5.中足骨・足根骨・距骨をさっとほぐす
6.下腿三頭筋の骨際を揉む(ミトコンドリアに酸素を供給する)
7.股関節をゆるめる(膝を中心線に寄せてから内転する)
8.足の左右差、重さを診る⇒ポイント 足を上に持ち上げない、少し引きながらを意識
9.仰臥位 頭の重さを診る
10.手指をほぐす、毛細血管をフリーにする。足指同様、円柱になっていくように関節ごとにほぐす
11.膝を立てての操体法(2種:左右に倒すものと、患者の膝を内向きに圧迫するもの)
12.足臨泣、胆経ラインをほぐす(腸脛靭帯)、中足骨間を広げる
13.頸部を整えて再度頭の重さを診る

《大沢先生の施術の流れ》
・首、頭の問題は足からとる(5~10分)
・植物系機能(内臓機能)を働かせる場をつくる⇒寝かせる
・とれない時は(背中など)鍼をスル

モデル患者2.福間

1.頭の重さを診る
2.膝を立て、脾経・ふくらはぎをほぐす
3.操体法(2種:左右に倒すものと、踵を臀部につけて膝を前にだすもの)
4.頭の重さを確認する
※脊柱左右の椎間板を広げてほぐし栄養を与える

福間さんの感想
仙腸関節がずれて違和感があったが、真ん中に集まり、まとまり、入っていく感覚

活元:自分で動いて整えるスベ

次回 頭部への手拭いのかけ方、基本を教えていただきます!